発電機検査ロボットで GE とライセンス契約締結

インフラ設備点検ロボット 事業領域の拡大

株式会社ハイボット(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、以下「ハイボット」)と General Electric 社は、発電機検査ロボットの事業化についてライセンス契約を締結しました。これにより、ハイボットが行ってきた RaaS(Robot as a Service)事業を、新たに電力業界にも展開してまいります。

ハイボットは、ターボ発電業界で世界有数のシェアを誇る General Electric Technology GmbH 社の協力の下、GEEP (GEnerator Exploration Platform) を開発しました。GEEP は発電機内部のローターを取り外すことなく点検が可能です。また、GEEP にはハイボットが培ってきた、狭くて過酷な環境下での可動性、筐体のコンパクト化、独自開発の電子機器といった最新技術が詰め込まれています。さらに、ハイボットはインフラ設備の点検・保守を目的としたデータ処理・管理・統合を可能とするデジタルプラットフォームである HiBox を提供しており、GEEP と HiBox は高い親和性を実現しています。

GEEP は 22.86mm (0.9 インチ)という非常に小さな隙間からも侵入でき、最大 150mm (6インチ)の広い空間にも適応可能なため、現在電力業界で使用されている多くの発電機に対応できます。また、GEEP は高解像カメラを搭載しており、詳細な視覚検査を可能にします。さらに、自立走行機能を備えており、GEEP が自動運転している間、作業員が別の業務に従事することができます。GEEP は発電機内部の楔やステーターの品質検査に対応できるよう、タッピングセンサーや ElCid といったセンサーを備え付けることも可能です。

他の点検ロボットと比較した際の GEEP の特徴として、発電機のローターとステーターの表面を2D または3D の連続的マップを生成することが可能です。高解像カメラやローカリゼーションシステムを用いて、発電機内部にある欠損箇所の正確な位置を特定し、一目でインフラ設備の全体像を可視化します。

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