インフラ点検ロボット Float Arm商用機第1号をBASF社に納品

インフラ施設の点検・メンテナンス業界に向けRaaS(Robot as a Service)ビジネスモデルを展開する、株式会社ハイボット(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、以下「ハイボット」) は、BASF Antwerpen工場に、多関節ロボットアーム「Float Arm」の商用機第1号を納品しました。

Float Armは、障害物のある狭い空間(パイプラック施設や圧力タンク内部など)でも動作可能なマルチリンク式のロングリーチマニピュレーターであり、安全上の問題から人の立ち入りが厳しく制限、あるいは禁止されている場所でも、高精細な設備の点検を行うことができます。持ち運びがしやすいよう軽く設計されており、これまで点検に必要だった足場建設が不要となり、検査における時間とコストを大幅に削減することが可能です。Float Armには、高解像度の検査カメラ、複数のナビゲーションカメラ、3Dセンサー、肉厚測定用の超音波プローブが搭載されています。また、装着できるデバイスを拡張することが継続的に行われており、X線やCUIなどの他のデバイスの検証も進めています。


BASF Antwerpen工場は、インフラ設備の点検及びメンテナンス業務を改善する革新的な手法の試験と導入に積極的に取り組んでおり、Float Armはそのポートフォリオの最新ロボットツールの1つになっています。BASF Antwerpen工場は、ハイボットが提供するロボットプラットフォームのアーリーエントリー企業のため、技術的なアップグレードやトレーニングのサポートを受けることになり、BASF Antwerpen工場のオペレーターの最初のチームは、すでにハイボットが行うトレーニングを完了し、作業認定を受けています。


◆BASF社 Antwerpen工場 Asset Manager Robin Guldentops氏のコメント

ハイボットの専門知識と我々の特定のニーズに合わせたアプローチの結果、我々のチームは包括的で効果的なトレーニングを受けることができました。今回培ったスキルは、我々のオペレーションにおける効率性と安全性の向上に役立つと確信しています。

◆株式会社ハイボット 代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ氏のコメント

BASF社 Antwerpen工場とのコラボレーションを大変うれしく思います。BASF社 Antwerpen工場は、点検・メンテナンス業務手法に大きな効果が得られる新技術をテスト・採用することで、新たな道を切り開いています。BASF社 Antwerpen工場とハイボットは、数あるリスクがある中でノウハウを開発し、この分野のパイオニアとして協力しながら、数年前までは不可能または非現実的と考えられていたことを、現実のものにしています。

<ハイボット:会社概要>

会社名:株式会社ハイボット
所在地:東京都品川区北品川5-9-15
代表者:代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ
設立日:2004年4月15日
コーポレートサイト:https://www.hibot.co.jp/

東京工業大学の広瀬茂男教授、ミケレ グアラニエリ、パウロ デベネストを中心とする創業メンバーによって、先端科学技術の産業応用を目的に2004年に設立されました。ハイボットはこれまで、極限環境におけるロボット技術の開発に特化してきました。また、AIを搭載した遠隔操作ロボットを製造・開発し、人間が過酷な環境で行う現場作業から解放されるソリューションを提供しています。ハイボットが製造してきたロボットは、捜索・救助活動や福島第一原子力発電所の廃炉作業等の現場に利用されています。

<ハイボット:お問い合わせ先>

広報チーム(飯島、炬口)
電話番号: 03-5791-7526
e-mail : press@hibot.co.jp

製品の販売・レンタルについては、問い合わせフォームにお願いします。

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