BASFアントワープ工場で実証試験に成功SPRINT Robotics Awardで1位受賞

ハイボット 開発のロボット アーム "Float Arm"

株式会社ハイボット (本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、 以下「ハイボット」 )は、 ベルギーの BASF アントワープ工場で、パイプラック施設や圧力タンクの点検を含む、自社開発のロボット アーム ”Float Arm”のフィールド実証試験を行ったことを発表します。

Float Arm は、 狭隘・危険・ 過酷な環境で稼働しているインフラ施設を対象とする点検作業向けにてデザインされた、多関節ロボットアームです。 Float Arm は内部に自重補償機能を持つことにより 、他社の製品と比較し軽量かつコンパクトな筐体を実現していますので、 これにより 分解・組立・ 交換が簡単に行え、設備が密集している中でも障害物を避けながら作業できます。 BASF アントワープ工場で行われた実証試験では、 カメラを使用した目視点検や超音波厚み計測を行いながら、 様々な作業環境に適応する機動性を発揮することができました。

実証試験の結果、点検の視認性は良好で(実証試験動画リンクは下記に記載しています。)、石油プラント業界を含む他業界からも注目を受けています。 また、 保守点検ロボットの普及を目的に設立された業界団体である SPRINT Robotics が主催する、 SPRINT Robotics Award 2020 に Float Arm がノミネートされ、今回のアントワープで行われたハイボットとBASF 社の共同作業が、Groundbreaking Collaborative Work Towards Acceptance of Inspection and Maintenance Robotics カテゴリーで、見事1位を獲得することができました。

Hibot-BASF Antwerp was awarded the 1st place in the SPRINT Robotics Award 2020

◆関係者のコメント

・BASF アントワープ Operations Manager Utilities Jürgen Moors氏

我々のパイプラック施設は広大なため、現場での移動距離がとても長く、保守点検作業に課題が生じています。効率的なより良い方法や IT の活用などを模索していた中で、将来の拡張性も考慮した結果、ハイボットが提供するソリューションに我々はたどり着きました。

・株式会社ハイボット 代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ氏

イノベーションとは、たった1つの存在によって起きるものではなく、目標に向かって突き進む情熱や信念を持った人たちが集まって起きるものである、 と 強く 信じています。今回のBASF アントワープと 我々 ハイボットの間で実現されたこと が、まさしくこのイノベーションであったと強く感じています。

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