ロボットによるボイラ水管の点検サービスを提供開始

新開発の小型走行ロボット ボイラ水管点検を、”素早く”、”安全に”、”正確に”

Robot as a Service(RaaS)事業を展開する、株式会社ハイボット(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、以下「ハイボット」)は、秋田県横手市の熱回収施設で、新開発の小型走行ロボットによる初めての商用検査に成功したことをご報告します。

横手市にある「クリーンプラザよこて」は、株式会社よこてEサービスが維持管理運営しており、国内最高水準の発電性能を有しています。その発電性能を維持するためには、腐食摩耗等の影響を踏まえ、ボイラ水管の厚さの経年変化を正確に把握することが重要です。

従来から行われている、ボイラ水管の厚さを内側から測定する水浸超音波測定方式では、小型のセンサを小口径のボイラ水管の内側に挿入する前に、ボイラ水管の一部を切断するなどの煩雑な準備作業が発生することが課題でした。

今回商用化された小型走行ロボットは、そのコンパクトな装置を活かすことで、水浸超音波測定方式に関する準備作業を大幅に削減するとともに、ボイラ水管の厚さを測る高精度自動連続測定検査の実施を可能にしました。

また、小型走行ロボットは「クリーンプラザよこて」の固形廃棄物処理施設内の検査した全てのボイラ水管の厚さを、従来の方法と比較しより精密に把握することができました。

小型走行ロボットは、固形廃棄物処理施設の設計・建設から運営、維持管理までを一貫して手掛けている荏原環境プラント株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長渡邉良夫、以下「EEP」)と共同で開発されました。ハイボットとEEPは、今回の商用検査の成功を受けて、EEPが運営している国内施設に向けて今年度に順次このロボットを導入していく予定です。

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